国宝の金銅製馬具など貴重な副葬品が多数出土した、歴史ロマンあふれる古墳。
藤ノ木古墳は、奈良県斑鳩町にある、6世紀後半に造られた円墳です。この古墳は、その規模の大きさだけでなく、未盗掘の状態で発掘されたことでも知られています。そのため、金銅製馬具をはじめとする、数多くの貴重な副葬品が出土しました。これらの副葬品は、当時の豪族の生活や文化を知る上で貴重な資料となっています。特に、金銅製馬具は、その精巧な作りと美しさから国宝に指定されており、藤ノ木古墳の象徴的な存在となっています。古墳の石室内部は、鉄扉のガラス窓越しに見学することができます。石室内部には、当時の石棺や副葬品が置かれている様子を見ることができ、古代の歴史を感じることができます。藤ノ木古墳は、単なる古墳ではなく、古代の豪族の権力や文化、そして信仰を知る上で、非常に重要な場所です。ぜひ、この歴史ロマンあふれる古墳を訪れてみてください。