琵琶湖に浮かぶ朱色の鳥居が印象的な白鬚神社は、近江最古の大社として知られ、延命長寿・長生きの神様として崇敬を集めています。
白鬚神社は、滋賀県高島市鵜川にある、近江最古の大社です。 全国にある白鬚神社の総本社とされ、祭神は猿田彦命(さるたひこのみこと)です。 白鬚神社は、延命長寿・長生きの神様として知られており、古くから多くの人々に崇敬されてきました。 また、縁結び・子授け・開運招福・学業成就・交通安全・航海安全など、人の営みごと、業ごとすべての「導きの神」としても信仰されています。 白鬚神社のシンボルといえば、なんといっても琵琶湖に浮かぶ朱色の鳥居です。 この鳥居は、沖島を背景に、琵琶湖畔に建てられており、その雄大な景観は、多くの人を魅了しています。 白鬚神社の境内には、国の重要文化財に指定されている本殿や、豊臣秀頼が再建した若宮神社など、歴史を感じさせる建造物が数多く残されています。 本殿は、正方形の明解な平面で、明治時代の拝殿再建の際、本殿に接続させたために現在のような複雑な屋根形式になっています。 若宮神社は、豊臣秀頼によって再建されたもので、社殿は一間社流造の杮葺きです。 白鬚神社では、毎年9月5日・6日に例大祭が行われ、近郷の人はもちろん、京阪神をはじめ全国から参拝者が訪れます。 この例大祭では、「なるこまいり」という神事が行われます。「なるこまいり」は、数え年2歳の子に名前を授け、その子の無事成育を祈る神事です。 白鬚神社は、パワースポットとしても有名で、多くの人が願いを込めて参拝しています。 境内には、明星派の歌人である与謝野鉄幹・晶子夫婦が神社を訪れた際に詠んだ歌を刻んだ歌碑があります。また、西近江七福神の寿老神が祀られています。 白鬚神社は、自然豊かな場所にあり、四季折々の美しい景色を楽しむことができます。 春には桜が咲き乱れ、秋には紅葉が美しく、一年を通して訪れる価値のある神社です。 白鬚神社を訪れて、神聖な空気に触れ、心身のリフレッシュをしてみてはいかがでしょうか。