国の名勝に指定された山水庭園など、様々な見どころを持つ寺院。重要文化財の建造物も数多く、歴史と自然を満喫できる。
瀧谷寺は、福井県坂井市にある真言宗智山派の寺院です。1377年(永和3年)に睿憲が崎浦に建てた庵に始まり、1381年(永徳2年)に今の場所に移りました。領主などから帰依を得て、多くの塔頭・末寺を有した寺院です。長い歴史の中で、多くの文化遺産を育んできた瀧谷寺は、国宝の金銅宝相華文磬をはじめ、重要文化財に指定された建造物や仏像を数多く所蔵しています。これらの文化財は、寺院の歴史と文化を物語る貴重な証です。また、国の名勝に指定された山水庭園は、江戸時代前期に作られたもので、1700平方メートルの広さを誇ります。四季折々の表情を見せる庭園は、訪れる人々の心を和ませる癒やしの空間です。緑豊かな庭園を散策しながら、静寂の中で心を落ち着かせ、自然と一体になれるひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。