ブナの森に囲まれた七つの沼が織りなす、神秘的な水鏡の美しさ。新緑や紅葉など、四季折々の表情を楽しめる、青森の代表的な景勝地です。
蔦七沼は、青森県十和田市にある湖沼群で、十和田八幡平国立公園内に位置しています。 蔦沼、鏡沼、月沼、長沼、瓢箪沼、菅沼、赤沼の7つの沼からなり、総称して「蔦七沼」と呼ばれています。 中でも、蔦沼は、その美しい水鏡で知られており、新緑の時期にはミズバショウが咲き乱れ、秋の紅葉シーズンには、ブナ林の紅葉が水面に映り込み、幻想的な景色を作り出します。 蔦七沼は、山肌一面の大崩落によって作り出された複雑な地形に、荘厳な森林が発達した場所に位置しており、その自然美は、多くの観光客を魅了しています。 蔦七沼周辺には、約2.9kmの遊歩道「沼めぐりの小路」が整備されており、ゆっくりと散策できます。 この地区は鳥獣保護区域に指定されており、バードウォッチングも楽しめることから、自然愛好家にも人気です。 また、蔦七沼の近くには、源泉が足元から湧き出す「蔦温泉」があり、日帰り入浴も可能です。 蔦七沼を訪れれば、雄大な自然と静寂に包まれた空間で、心身ともにリフレッシュできること間違いなしです。 ただし、紅葉シーズンは、蔦沼周辺における渋滞対策や、環境保全への協力のお願いとして、入場制限を設ける日があります。 詳細は、十和田市ホームページをご覧ください。 https://www.city.towada.lg.jp/kanko/guide/tutanuma.html