樹齢600年を超えるしだれ桜が見事な清雲寺は、春には薄桃色と紅色の桜で境内が染まります。
若御子山のふもとに建つ岩松山(がんしょうざん)清雲寺は、埼玉県秩父市にある曹洞宗の寺院です。約30本の桜が咲き乱れる桜の名所として知られており、特に樹齢約600年のしだれ桜は、清雲寺創建の折、楳峯香禅師(ばいほうきょうぜんじ)が植えたと伝えられています。薄桃色と紅色の花を咲かせ、見頃を迎えると境内全体を華やかに彩ります。エドヒガン桜と秩父紅しだれ桜が1週間ほどずれて開花するため、長い期間桜を楽しめるのも魅力です。清雲寺のしだれ桜は、その美しさから多くの観光客を魅了し、春には、桜のライトアップイベントも開催されます。昼間とは異なる幻想的な風景を楽しむことができ、夜桜を楽しむ人々で賑わいます。また、清雲寺には、しだれ桜以外にも、さまざまな種類の桜が植えられており、桜の季節には、境内全体が桜の花で覆われます。桜の花が咲き乱れる風景は、まさに圧巻で、訪れる人の心を和ませます。清雲寺は、桜の名所としてだけでなく、歴史ある寺院としても知られており、訪れる価値のある場所です。