瀬戸内海の絶景を望む、世界的彫刻家・流政之のアトリエ兼住居。
NAGARE STUDIOは、彫刻家・流政之が晩年まで暮らし、制作活動の場としていたアトリエ兼住居を公開している美術館です。香川県高松市庵治町、瀬戸内海の海と空を望む絶景の中に佇むスタジオは、流政之の哲学と美学が凝縮された空間であり、それ自体が作品と言えるでしょう。 流政之は、刀鍛冶、装丁家、零戦パイロットなど、多彩な経歴を持つ人物であり、彫刻にとどまらず、作庭、陶芸、家具デザインなど、多くの分野で独自の技法やスタイルを確立した作家でした。NAGARE STUDIOでは、氏の作品だけでなく、氏のライフワークであった庭や建築、家具など、多岐にわたる作品に触れることができます。 特に注目すべきは、流政之が自ら設計し、焼き損ないのレンガを積み上げて建てたスタジオの建築様式です。自然と調和した独特の空間は、まさに流政之の芸術観を体現しています。 また、スタジオの周辺には、瀬戸内海の美しい風景が広がり、彫刻作品と自然が一体となった風景を楽しむことができます。 NAGARE STUDIOは、流政之の芸術に触れるだけでなく、瀬戸内海の自然と文化を満喫できる場所です。