大正時代に完成した治山治水の施設で、国の重要文化財に指定されている、癒やしのスポットです。
牛伏川フランス式階段工は、明治時代に頻発した信濃川の洪水対策として、明治18年から大正7年にかけて建設された砂防施設です。中でも、大正5年に完成したフランス式の階段工は、その技術の素晴らしさから2012年に国の重要文化財に指定されました。階段工は、急な傾斜を緩やかにすることで、水流の勢いを弱め、土砂の流出を防ぐ役割を担っています。また、石積みの技術は、当時の技術力の高さを見ることができ、芸術的な美しさも感じられます。周辺には、キャンプ場や遊歩道が整備されており、自然を満喫しながら、歴史を感じることができます。春には桜、秋には紅葉と、一年を通して美しい景色を楽しむことができます。夏には涼を求めて多くの観光客が訪れますが、冬は雪景色も美しく、静寂の世界を楽しむことができます。