群馬三大梅林の一つ、秋間梅林は、約1000本の梅の木が咲き乱れる圧巻の風景が広がる絶景スポットです。
秋間梅林は、群馬県安中市の山あいに位置する、約1000本の梅の木が植えられた広大な梅林です。高崎市の榛名梅林、箕郷梅林とあわせて群馬三大梅林とされており、その規模は南関東の数ある梅林をはるかに上回ります。食用と観賞用が別品種の桜と異なり、秋間梅林の梅はすべて食用で、植林されているのも公園ではなく農地です。そのため、観光地としてはあまり整備されておらず、不便なところもありますが、一目千本と言われる吉野の桜に比べても遜色なく、高台から見晴らす梅林と里山の風景は見事です。観賞用に整えられた偕楽園とは趣を異にした、生活の中にある絶景といえます。散策ルートから外れた飽間神社周辺も見逃しがちなポイントとなりますので、特におすすめです。朝一であればさほどの混雑もなく、基本農地ですから桜の名所あるあるな、レジャーシートを広げて場所取りする輩も、花を愛でずに騒ぐ酔漢もいません。酒と食べ物とゴミの臭いに包まれながら、上野公園で人混みをながめるよりはよほど風情があります。 公共交通機関でのアクセスは不便です。上越新幹線安中榛名駅からは徒歩四〇分ほどで、地理的な最寄駅でもあるもののシャトルバス等の運行はありませんでした(二〇二三年時点の情報)。秋間梅林と榛名梅林は車であれば二〇分ほどの距離で、榛名梅林から箕郷梅林も同様です。自家用車もしくはレンタカーでのアクセスが便利、公共交通機関メインならタクシーの活用を検討したほうがよさそうです(でも走ってないんだよなぁ…)。