まるで地中海に来たかのような気分を味わえる!
志摩地中海村は、三重県志摩市にある、地中海沿岸地方のリゾート地を模した観光施設です。 1989年に別荘の所有者が資本金を出資し、株式会社志摩地中海村を設立し、会員制の別荘村として運営を始めたのが始まりです。 現在は一般ホテルとして営業しており、株式会社マスヤグループ本社が主株主となっています。 敷地面積は約33,000平方メートルで、スペインのアンダルシア地方やカスティーリャ地方、イタリアのサルデーニャ島の町並みを再現しています。 2018年のエリア増築においては、ギリシャのミコノス島やスペインのメノルカ島などのリゾートをイメージしたミコノルカゾーンやアルハンブラ宮殿のハマム(温浴施設)をイメージしたアルハンブラゾーンなどが新たに加わっています。 デザイン監修はスペイン人建築デザイナーであるルイス・コルベーラが担当し、清水建設が設計・施工を担当しました。2018年の増築工事については竹中工務店が設計・施工を担当しています。 宿泊施設はツインルームとヴィラスイートルームの計2種類で、増築によりスーペリアツインルーム、ダブルルームやラグジュアリースイートルームなど新たな客室が加わりました。ヴィラスイートルームについては、一戸建ての別荘スタイルとなっており、120平方メートルの広さを誇ります。 休日を中心に家族連れやカップル、若い女性の来訪が多いです。 宿泊施設を中核とした施設ですが、宿泊を伴わないレストランのみの利用(夕食は要予約)や体験工房の日帰り利用、施設の見学なども可能です。 開業当初は入場料を徴収していなかったのですが、2017年7月より中学生以上の宿泊を伴わない入場を有料化するとともに、入村時間を10:00 - 17:00までとしたのは、施設のメインがホテルであり、宿泊者の滞在に配慮するためです。 月1回の定休日があり、1月には1週間程度のメンテナンス休暇を設けています。また、村全体を貸切利用することも可能です。 2016年には、第42回先進国首脳会議(伊勢志摩サミット)を前に拡張計画を公表し、約25億円を投じてサミット終了後の同年6月から敷地の東西をそれぞれ2,000平方メートル超拡張し、結婚式場や会議場として利用できるコンベンション施設や25室の宿泊施設を建設し、2018年3月16日からリニューアルオープンしました。 2016年5月21日から5月28日までは、サミット開催に伴い会場である賢島への入島が規制されたことから、間崎島 - 賢島間の航路の発着港が賢島港から地中海村に変更されました。 しかし、地中海村の桟橋には数十段の階段があり志摩市街地へはシャトルバスを利用しなければならなかったため、高齢者の多い間崎島の島民の中にはこの期間中の定期船利用を避ける人も見られました。 2017年7月22日より、宿泊を伴わない入場に対して入村料を徴収するようになりました。 2022年3月からは、志摩地中海村の桟橋から伊勢志摩ツーリズムが運営する「英虞湾アドベンチャークルーズ」が出るようになりました。 志摩地中海村は、地中海情緒あふれる空間で、特別な思い出を作りたい方におすすめの観光スポットです。