出羽三山の奥の院とも呼ばれ、月山・羽黒山で修行を積んだ行者が仏の境地に至るとされる霊験あらたかな場所です。
湯殿山神社は、出羽三山の一つ、湯殿山の山頂に鎮座する神社です。標高1,504mの湯殿山は、月山に連なる山で、古来より修験道の霊場として知られています。湯殿山神社は、出羽三山の奥の院とも呼ばれ、月山・羽黒山で修行を積んだ行者が、ここで仏の境地に至るとされています。神社は、梵字川の侵食によってできた峡谷の中にあり、自然に囲まれた静寂の空間が広がっています。湯殿山神社には、五穀豊穣や家内安全など、様々なご利益があると言われています。また、月山への登山口としても利用され、登山客も訪れます。湯殿山神社は、自然崇拝の精神が色濃く残っており、社殿はありません。自然そのものが神聖な場所として崇められています。そのため、参拝者は自然の中に身を置き、神聖な空気を体感することができます。湯殿山神社を訪れる際は、自然に敬意を払い、静かに参拝しましょう。