まるで絵本から飛び出してきたような、とんがり屋根の教会風の建物が魅力的な小学校。
美馬牛小学校は、1910年に岩本農場の一部に美瑛小学校付属特別教授所として開設され、その後、美馬牛教育所、美馬牛尋常小学校、美馬牛国民学校と名称を変え、1947年に現在の美瑛町立美馬牛小学校となりました。校舎の三角屋根の塔は、1984年の校舎建て替えの際に、子供たちや地域の人たちのアイデアから生まれたと言われています。教会を思わせるような塔は、周囲のヨーロッパ風の丘の景観によく合い、好んで風景写真家の被写体とされています。特に風景写真家・前田真三氏の写真集「塔のある丘」で全国的に有名になりました。 美馬牛小学校は、授業や学校生活を行っているため、敷地内への立ち入りは禁止されています。撮影をする場合は、児童や教職員関係者の迷惑にならないよう、注意が必要です。また、放課後の時間帯は、グラウンドなどが児童の活動の場となりますので、観光はご遠慮ください。 美馬牛小学校の周辺には、美瑛の丘を代表する観光スポット「展望花畑 四季彩の丘」があります。四季彩の丘は、7ヘクタール(東京ドーム3個分)もの広さを有し、季節によってはラベンダーやルピナス、コスモス、ヒマワリなど年間約30種類の草花が咲き乱れます。小学校の三角屋根の塔と、四季彩の丘の花畑のコラボレーションは、まさに絶景です。 美馬牛小学校は、北海道の美しい自然と、歴史を感じることができるスポットです。ぜひ訪れてみてください。